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少し実践的な知識

5%ルールってなに?

ニュースなんかを見ていると、
たまに5%ルールというものが出てきます。

全然難しいものではありませんが、
ここでは念のため5%ルールの説明をしたいと思います。

そして、せっかくなので、
にーちゃんの5%ルールに対する考え方も書いてみたいと思います!

実は「5%ルール」というのは正式名称ではありません。

正式には大量保有報告制度と言います。

たとえば、企業同士の提携や取引関係の強化などで、
相手企業の株を大量に保有したりする場合があります。

そうなると、株価も乱高下する可能性が高くなり、
何も知らない個人投資家は提携強化のために買われているという情報を知らないため、
なんで乱高下しているのかわらず、
被害を被ることもあります。

こういった状況は公平ではないので、
これを改善するために、
平成2年から、一つの企業の株を大量に買う場合は、
財務局に報告書を提出するようにしよう!
ということになりました。

この大量に買うというラインが全体の発行済株式数の5%を超えたら、
というラインに決められています。

これによって、「誰かが買っている」ということが、
個人投資家にも広く公開されるようになり、
市場の透明性をより高めることができました。


 大量保有報告書が提出されたあと、株価はどうなる?
5%保有が報告されたら株価はどうなるの?
ってのが気になります。

もし5%の株が市場で買われた場合、
「5%÷浮動株比率」がどれくらい高いか?ということを考えます。

浮動株比率というのは市場に出回って売買されている株の比率という意味で、
会社四季報で確認できます。

浮動株比率が39%の銘柄が、発行済株式数の5%を市場で買い占められるのと、
浮動株比率が7%の銘柄が、発行済株式数の5%を市場で買い占められるのでは、
全く違います。

「5%÷浮動株比率」が高いほど株価へのインパクトが大きく、
低いほど株価へのインパクトは小さいと考えるのが一つの参考になります。

ただ、浮動株比率が低い場合は、
買い付ける本人にとっても、
すぐに株価が跳ね上がるのは困るため、
市場以外で買い付ける場合が多いです。

この場合は「5%÷浮動株比率」の指標があてにならなくなるので、
注意が必要です。

こう言ったことを踏まえて、
補足的な意味で以下の要因を考えます。

・流動性が高い銘柄か?
・5%保有したあとにも買い続けるのか?
・誰が買ったか?

浮動株比率が低い銘柄は流動性も低くなる傾向があるので、
流動性が高いか低いか?という観点は、
浮動株比率が高いか低いか?という観点に似ています。

流動性が低い銘柄の場合、市場で5%も保有したとなると、
その時点で株価はかなり上がっていることになります。

ですので、
「今後も乱高下があるかもしれないので注意してください」
という意味を含む大量保有報告書ですが、
報告した時はすでに十分に乱高下した後、ということになり、
注意を促す情報としてはあまり役に立ちません(笑)

流動性が高い銘柄の場合は、
5%保有した後に、今後も買いつづけるのか?
というのがポイントになってくると思います。

今後も買うかどうか?ということは、
誰が買っているか?ということにも依存します。

たとえばもう解散しましたが、村上ファンドのようなファンドが5%保有を提出したとすると、
大量に買い占める傾向のあるファンドなので、過半数まで行くかもしれない、
という考えが市場の大半を占めるかもしれません。

この場合は大量保有報告書が出た時点で、
株価は跳ね上がる可能性もあります。

しかし、普通の投資家などが5%保有を報告しても、
そのまま買い進めなければ、
株価にほとんど影響がないケースもありえます。

ですので、大量保有報告書が出たからといって、
売買を決定するほど強い判断は下せません。
(短期で利ざやを稼ぐならいいかもしれませんが。)

長期で持つ場合は短期的な株価を気にするより、
その株主の性質を見る方が重要だと思います。

もし過半数を買い占め、会社の方針に影響するほどの株主になるなら、
その方針転換によって良い方向に行くのか?悪い方向に行くのか?
を考える方が後々効いて来ると思います。

ちなみに浮動株比率が5%以下の銘柄は、
市場で5%を買うことは不可能です。

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