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少し実践的な知識信用取引では証券会社から取立されることがある!?
最低限必要な信用取引の知識では、
30万を担保にした場合、その約3倍まで運用額を拡大できると書きました。
しかし、よーーく考えると、あれ?と思うことがあります。
たとえば、30万の委託保証金を入れて、90万を運用するとします。
仮に思うように行かず、
90万で買った株が値下がりし、
60万の価値になったとします。
この場合、すでに30万の損益が出ている状態なので、
担保を入れなければお金を借りれないはずが、
担保なしで60万を借りていることと同じになってしまいます。
(損失はその都度保証金から削られていくと思ってください。)
こうなると、証券会社からすると、非常に困るわけです。
もしこの状況でさらに株価が暴落して、
50万になったとすると、損益は40万になってしまいます。
すると、最初に入れてもらっていた30万を超えますので、
10万円分を証券会社が肩代わりしないといけなくなります。
こんなことが起こるリスクがあると、
証券会社にとっては、ものすごく先行きが不安です。
そういう状況を未然に防ぐために、
信用取引では、委託保証金維持率というものが、
あらかじめ決められています。
これも証券会社によって違いますが、
だいたい25%から30%くらいになっています。
つまり、担保は必ず委託保証金の維持率を維持しなければなりません。
たとえば、
委託保証金率:33%
委託保証金維持率:30%
の証券会社があるとします。
この場合、33万を証券会社に担保として入れれば、
100万まで運用額を増やすことができます。
しかし、維持率は30%なので、
絶対に運用額の30%を切ってはいけません。
もし、初めに買った株が100万から値下がりして、
95万になったとします。
この時点で5万の評価損なので、
はじめに入れた保証金の33万は5万少なくなって、
28万と換算されます。
すると、運用額95万に対して保証金28万なので、
委託保証金率は、28万÷95万=29.4%になります。
こうなると、
証券会社は委託保証金維持率である30%を回復するまでのお金を、
新たに保証金としてお客さんに入れてもらわなければなりません。
これを追加保証金(追証)と言います。
また、今まで説明してきた委託保証金ですが、
実は、これの代わりに株を担保にすることも可能です。
これを代用有価証券と言います。
ただし、お金とは違い、株なので、
たとえ100万相当の株を代用有価証券として、
担保に入れたとしても、それがそのまま100万の価値と評価されるわけではありません。
これの何%を担保価値とするかは、証券会社によって違いますが、
たとえば、エイチ・エス証券の場合は、
代用有価証券は前日終値の80%の評価で担保価値としています。
つまり、前日終値で100万の価値がある株の場合は、
担保として80万を入れたことと同じ扱いになります。
しかし、代用有価証券が委託保証金と違うのは、
担保に入れた株の価値が毎日変化するので、
担保価値が毎日変わると言う事です。
もし、代用有価証券が暴落すると、
信用取引で買っていた銘柄が値下がりしていなくても、
委託保証金維持率を割り込んで追証が発生します。
また、たまーにですが、この「代用有価証券の前日終値の80%で評価する」、
というところが変更されることがあります。
たとえば、ライブドアショックで信用が著しく低下した、
ライブドア関連株は、マネックス証券によって、
担保価値を70%から一挙に0%に下げられました。
これは、ライブドア関連株は担保として認めないということになります。
こうなるとライブドア株を代用有価証券として、信用取引をしていた人全員に、
一気に巨額の追証が発生します。
こうなると、言われた通り追証を入れるか、
信用買いしている銘柄を売って運用額をなくすしかありません。
どちらにしても、保有銘柄を売るという行為を誘発しますので、
マネックス証券がこの決断をした2006年1月18日は、
鬼のような前面的な下げでした!
これはめったに無いことで、
信用取引をやらなければそんなに関係ないかもしれませんが、
一応そういうこともあるんだー、と思っておいてください。
そういう決断をした証券会社があったら、
相場が前面的に下落するかも、
と判断する手がかりの一つになるかもしれません。
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