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少し実践的な知識

心臓が弱い人は差金決済に注意してください

「買い物の出鼻をくじかれたくない人へ:受渡日」の説明のところで、
株を売ったお金でその日の内に株を買う事ができるかどうか?
という疑問がありました。

賢明なみなさんは薄々気づいているかもしれませんが、
結論から言うと、できます。

株を売買して、実際に取引されるのは、
4営業日後ということになっていました。

この理屈から言うと、

・株を売ってお金が手元に来るのは、4営業日後。
・売った日に買った株に必要なお金も、4営業日後。

と言う事で、相殺できるので、取引可能になります。

なので、基本的に、
受渡日を気にして取引をしなければならないケースというのは、
さほどありません。

ただ、これに関連して、少し注意しなければならないルールに、
差金決済というものがあります。

差金決済とは、
入金をせずに、反対売買や転売によって、
差額で利益を出す決済ですが、
これは証券取引法で禁止されています。

 (※)2013年1月より信用取引については差金決済が解禁となっています。

「買い物の出鼻をくじかれたくない人へ:受渡日」のところでも説明したように、
本来、株を買うために必要なお金は、
約定してから4営業日後までに入金されていればOKと言う事でした。

ということは、ある銘柄を100万で買ってその日の内に101万で売れば、
あらかじめ入金をしていなくても、4営業日後に1万円をもらえる、
ということになります。

ネット証券の場合は必ずはじめにお金を入金しないと、
買い注文が出せないので、上のようなケースにはなりませんが、
これでは、はじめからお金を持っていなくても、
市場に参加できることになってしまいます。

基本的にネット証券では、差金決済に該当する注文をしようとした場合に、
エラーメッセージが出て、注文できないようになっています。

しかし、あらかじめ、取引できないケースを把握しておいた方が、
暴落しているのに売れない!というリスクを回避しやすいので、
ここで差金決済の具体例を挙げて説明しておきます。

売買は全て同じ日に行うものとします。

 ケース1
買付余力:100万
.A銘柄を10万で10株買い
.A銘柄を11万で10株売り

このケースはOKです。

全く問題ありません。

 ケース2
買付余力:なし
.A銘柄を11万で10株売り
.A銘柄を10万で10株買い

このケースもOKです。

保有していた株を売りから入った場合は、
株の売却額以下なら再度同じ銘柄を買い付けることができます。

 ケース3
買付余力:100万
.A銘柄を10万で10株買い
.A銘柄を11万で10株売り
.A銘柄を9万で10株買い

このケースはNGです。

同じ銘柄の場合は同じ日に2度買うことはできません。
但し、以下のケースならOKです。

 ケース4
買付余力:190万
.A銘柄を10万で10株買い
.A銘柄を11万で10株売り
.A銘柄を9万で10株買い

このケースはOKです。

ケース3と全く同じで、買付余力が190万になってるだけですが、
これなら、2度の買いに必要な190万がはじめに入金されているので問題ありません。

 ケース5
買付余力:100万
.A銘柄を10万で10株買い
.A銘柄を11万で10株売り
.B銘柄を11万で10株買い
.B銘柄を12万で10株売り

このケースはOKです。

銘柄を変えれば問題ありません。

 ケース6
買付余力:100万
.A銘柄を10万で10株買い
.A銘柄を11万で5株売り
.A銘柄を12万で5株売り

このケースはOKです。

問題ありません。


つまり、上記をまとめると、

1日の内に買い(売り)→売り(買い)をした銘柄はその日は買えない(売れない)、
ということになります。

ただし、ケース4のように買付余力を半分に分けて買うなどすれば、
買い→売り→買いをすることも可能です。

したがって、デイトレードをしたい人なんかは、
自分が得意とする銘柄をいくつかピックアップしておかなければなりません。

少しややこしい話になってしまいましたが、
注文しようとして、いきなりエラーが出ると焦りますので、
注意が必要です。

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