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少し実践的な知識

約定の仕組み

株取引で売買が成立することを約定(やくじょう)と言います。

ここでは約定に関する疑問を追及します。

取引が成立することを「約定した」といいますが、
株をはじめたころに、おや?と思う現象がいくつかあります。

 5株注文したうちの3株だけ約定した。
たとえば、以下のようなケースがあるとします。

Aさん:10100円で1株の売り注文
Bさん:10000円で3株の売り注文
あなた:10000円で5株の買い注文
Cさん:9900円で1株の買い注文

この場合はとりあえず3株だけ約定します。
そして、残りの2株が約定するのは、
新たに10000円の売り注文が2株以上出たときになります。

ですので、少しタイムラグがあくことになります。

ちなみにこのケースでは、手数料は1回分で済みますので、大丈夫です。
(約定日が複数日に渡る場合は複数回分の手数料となります。)

 株価が、自分が指値で指定している値段になっても買えない。
この場合は、自分より早くその値段で指値注文していた人がいる可能性があります。

注文は基本的に早く出した人が優先されるので、
先に出した人から約定していきます。

この現象に対処するコツは、
能動的に指値注文を行うということです。

つまり、今その値段になったから注文を出すのではなく、
あらかじめ自分で、この値段まで行ったら売ってもいい、買ってもいい、
というラインを設定しておき、たとえ今の株価からかけ離れていても、
その値段で指値注文を出しておきます。

そうすれば、受動的な個人投資家よりは早く注文が出せることになります。

ただし、この値段まで下がったら売るという考えで、
時価より低い値段で売り注文をしてはいけません。次の項目を読んでください。

 指値で注文した値段と違う値段で約定した。
このケースでは、まず自分が損をする値段では売買成立していないので、
安心してください。

1000円の買い注文の場合、1000円以下なら約定する可能性があり、
1000円の売り注文の場合、1000円以上なら約定する可能性があります。

たとえば、
前日終値が1000円で、
明日980円まで下がったら買おうと思って、
指値の買い注文を出したとします。

ところが、翌日の寄り付きは950円だった場合は、
950円で約定することになります。

当然逆のケースもあって、
前日終値が950円で、
明日980円まで上がったら売ろうと思って、
指値の売り注文を出した場合も、
翌日寄り付きが1000円なら1000円で売り約定します。

ですので、売り注文は上ぶれの可能性が、
買い注文なら下ぶれの可能性があります。

このことから、上の項目で言ったように、
この値段まで下がったら売る、
この値段まで上がったら買うということは、
普通の指値注文ではできません。

「そんなことする人いるの?」と思うかもしれませんが、
下がり始めたら売りたい!上がり始めたら買いたい!と思っている人は、
こういう注文の仕方をします。

そうすれば、下降トレンドを確認してから売り、
上昇トレンドを確認してから買いにいけるからです。

株に興味のある人なら聞いたことがあるかもしれませんが、
この値段まで下がったら売る、というのは損切り(そんぎり)と言って、
投資をしていく上で、重要な戦略になります。

こういった注文方法は逆指値注文と言って、
逆指値ができる証券会社とできない証券会社があります。

どの証券会社に逆指値機能がついているかは、「証券会社の特殊注文比較」を参照してください。

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