地球上で一番わかりやすい 株講座 〜 初心者 のための 株式投資 〜 > 余談に近い知識 > 1人の個人投資家の買いはどれだけ株価に影響を与えるのか?
余談に近い知識1人の個人投資家の買いはどれだけ株価に影響を与えるのか?
あまり実践的な知識ではないのですが、
株を少し理解してくると、1度は気になることだと思うので、
ここで説明させてもらいます!
どこかのファンドがある会社の株を買い占めると、
その会社の株価が上昇したりします。
ファンドの場合はわれわれ個人投資家とは違って、
資金の額が大きいですから、
そりゃ、株価も上がるかもしれません。
そして、多くの個人投資家は、
「自分の買いで株価が上がる」というようなことには無縁だと思っています。
しかし意外にも、個人投資家1人の買いでも、
株価に影響を与えることは可能です。
ホンダやキャノンのような流動性の高い銘柄は絶対に無理ですが、
流動性の低い銘柄なら、個人投資家の資金力でも、
自分の買いで株価を上げることは可能です。
(流動性の意味がわからない人は「変則的なローソク足?」を参照してください!)
では具体的に説明します。
| 売気配株数 | 気配値 | 買気配株数 |
| 400 | 800 | |
| 200 | 792 | |
| 200 | 783 | |
| 600 | 779 | |
| 100 | 770 | |
| 763 | 200 | |
| 761 | 200 | |
| 760 | 600 | |
| 751 | 4000 | |
| 750 | 600 |
これは2006年9月18日のアップの板情報です。
現在値は770円です。
この状況で770円で100株の買い注文を出すと約定して、
770円の行が消えるので、板情報は以下のようになります。
| 売気配株数 | 気配値 | 買気配株数 |
| 400 | 800 | |
| 200 | 792 | |
| 200 | 783 | |
| 600 | 779 | |
| 763 | 200 | |
| 761 | 200 | |
| 760 | 600 | |
| 751 | 4000 | |
| 750 | 600 |
この状況でもまだ現在値は770円で変わりません。
ここでさらに779円で600株買い注文を出すと約定して、
同じように779円の行が消えるので、板情報が以下のようになります。
| 売気配株数 | 気配値 | 買気配株数 |
| 400 | 800 | |
| 200 | 792 | |
| 200 | 783 | |
| 763 | 200 | |
| 761 | 200 | |
| 760 | 600 | |
| 751 | 4000 | |
| 750 | 600 |
ここでは、現在値は779円になりました。
ここまでで投入した資金は、
(770円×100株)+(779円×600株)=544,400円
となるので、
投入資金と自分が上げた株価は、
| 投入資金 | 544,400円 |
| 上昇した株価 | 9円 |
となります。
この作業をさらに続けて板情報の上限800円まで買い進めるとどうなるでしょうか?
投入資金は、
(770円×100株)+(779円×600株)+(783円×200株)
+(792円×200株)+(800円×400株)=1,179,400円
となるので、
| 投入資金 | 1,179,400円 |
| 上昇した株価 | 30円 |
となります。
120万に満たないお金を投入するだけで、
株価を30円も上昇させることができます。
実際に株価を上げるなら、この例のように板情報通りに1行づつ買っていくのではなく、
初めの指値注文で830円で1500株の注文をします。
そうすると、指値の売りが出ている場合は、
830円以下の価格で買えますので、
770円で100株、779円で600株、783円で200株、、、、
というように約定します。
一発目で大きく買いに出ないと、
徐々に上がってくる気配値を見た売り手が、
売り指値の値段を上げてくる可能性があるので、
120万で30円上げることができなくなるかもしれません。
今回の例の30円という値幅が、アップにとってどれくらい大きいかは、
次の直近20営業日(2006年8月21日から9月15日)の値動きを見るとわかります。
| 8月 | 9月 | ||||||||||||||||||
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 28 | 29 | 30 | 31 | 1 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 794 | 791 | 791 | 796 | 809 | 780 | 790 | 790 | 790 | 781 | 783 | 787 | 784 | 781 | 780 | 780 | 786 | 779 | 778 | 770 |
また、これ以前では、7月24日から25日の値動きで、
719円から754円と、35円の値幅がありますが、
30円の値動きが市場にインパクトがあるレベル、ということはわかると思います。
この例では120万の資金を投入していますが、
資金がもっと多い場合を考えると、
さらに上昇幅を上げることができます。
ここで、
「じゃあ300万くらいつっこめば必ず含み益を出せるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
ここの冒頭で実践的でないと書いたように、
ひとつ落とし穴があります。
最大のポイントは、株価は上がりますが、
利益確定売りが出ることが考えられるということです。
30円株価を上げたからといって、
その株価を維持するには、また資金が必要になります。
つまり、ある程度買い支えないと、
市場の売り勢力に押され、株価が下がってしまいます。
買いが買いを呼んでくれればいいのですが、
現在のアップでは、そういう雰囲気にはならないと思います。
しかし、120万で株価を大幅に上げることができるのは、
意外じゃないですか?
一応株関連の雑学として、と思って書きました(笑)
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